伊豆大島に一泊旅行に行ってきました
伊豆大島といえば、1986年に噴火した三原山(みはらやま)にできた三原新山
火口が見られると聞き、一度見に行ってみるかという軽い気持ちだったのですが、いい意味で裏切られました
想像してた以上にファンタジックな風景の中を歩くことになり、すごく楽しかったです
登った体験の記録です
- 御神火茶屋がある山頂口展望台がスタート地点
- 山頂遊歩道=いちばん簡単なハイキングコースを確認
- 火口にアクセスする道が続いて行きます
- 溶岩流先端部
- 岩の黒と植物の緑
- 火口展望台
- ゴジラに遭遇
- 火口一周コースか火口見学道へ
- ファイナルファンタジーの世界
- 注意点をまとめました
御神火茶屋がある山頂口展望台がスタート地点
ここまではレンタカーで来ました
この時点ですでに、不思議な世界
目をあげると、すぐ目の前をつかめそうな雲が横切って行きます。すごく幻想的
山頂遊歩道=いちばん簡単なハイキングコースを確認
山頂遊歩道、2.2㎞、45分…ふむふむ。思ったより近い?
基本、インドア派で山とか大人になってからほとんど来てません
でも普段の仕事は肉体労働だし、大丈夫だと思う(ことにする)
看板を見ると、乗馬コースもある。行ったのが5月なので、乗馬できる時期ではなかったのでしょう。馬舎らしき建物はひっそりしていました。乗りたかったなあ
火口にアクセスする道が続いて行きます
三原山は登山したい人だけでなく、火口だけ見られればよいひと(わたしです)向けに整備されているので、この時点ではまだまだお散歩気分です
コンクリートで舗装された一本道が、空に続いています。
溶岩流先端部
1986年に溶岩が流れた、その先端部に差し掛かりました
ゴツゴツした溶岩、アア溶岩というそうです。へんな名前
怖かったのはこの部分
溶岩の流れる速さは、伊豆大島火山では一般に人が歩く速さよりも遅いです。
時間差でくる脅威ってなぜか心惹かれてしまう。魚雷とかも
岩の黒と植物の緑
いつのまにか、あたりを見渡せば、黒い岩石と緑の見事なコントラスト
溶岩に焼かれたあとの地面でも、徐々に草は生えてゆく。生命は止まらない
ずんずん歩きます
いつの間にか途中から、急な登りが続くようになります
わたしはすっかり遊歩道というのどかな名称に惑わされてましたが、ここは山です
風がびゅんびゅん吹きます
雲が鼻先を通り過ぎてゆく。というか雲の中だ。。
ようやく40分歩いた。まだ先がある
考えてみれば、火口までなるべく最短になるようにコンクリートをひいているのだから、傾斜が急になるのは当然だ
舗装されていても山は山だった
けっこうキツい
それでも眺望に目を奪われます
緑と黒の世界、雲の遊ぶ場所
火口展望台
ようやく「火口展望台」という名前のところに着きました。ここまでで45分
でもまだ火口は覗けません。「火口展望台」って多分、火口近くにある眺めいい場所、て意味です。うう
ゴジラに遭遇
「火口展望台」付近にゴジラがいました
1986年の噴火の2年前、16作目のゴジラ映画のラストで三原山の火口に誘導されて殲滅(?)されたゴジラの祟りだとか、よみがえって火口に登ってきたとか諸説あり
マジですか
火口一周コースか火口見学道へ
えーと赤線のところを登ってきたので、あとは黄色のルート。うう、まだあるのね
日頃、運動らしい運動をしていないせいだわ。飲食店なんて仕事の9割は歩くことみたいな仕事なんだけどな、おかしいなあ
火口を一周したい方は〝火口一周コース〟もご用意されております。行きたい方は右回りでも左回りでも。約2.5㎞、ここの看板によると35分だそうです
わたしはこっちの〝火口見学道〟で十分です。
ここまでいく。遠い。でも綺麗、でも遠い
火口まで5分と書いてあったけど、これは5分じゃ行かれないぞ
ていうか、最初の山頂口展望台に書いてあった掲示板には、0.4㎞10分てあったじゃん!さっきの火口展望台に書いてあったのは、0.4㎞5分だったよ。距離は同じなのに、だれを基準で測ったんだー(八つ当たり)
ざっくりすぎるぞ。5分違いは大きいぞ
5分なんて、5分前に過ぎたぞーと恨みごとをつぶやきつつ
ようやく到着!!!10分以上は歩きました
こっちには火口展望場って書いてある。さっきのは火口展望台。間違えられやすい気がするが、名称はなんとなくで付いている感じだ。そのユルさもまた良し
この展望場から、目的に登って来た火口が見えます。すごいよ。グランドキャニオンかな
実際に見ていると言葉を失います。本当に噴火したんだーうわー自然ってすごい!みたいな月並みな言葉しか浮かばない
噴火が1986年。30年以上経って、火口内に緑が生えてるのもすごい
植物の強さよ
しばしぼーっと見とれてました。地球ってすごい
疲れはいつしかどこかへ消えてしまった
ファイナルファンタジーの世界
行きと帰りでは同じ道なのに、違う道に感じるのは不思議
わたしが方向音痴なだけですが。でもこの火口見学道路は方向音痴でも大丈夫。コンクリートの一本道なので迷わない
歩き始めから火口に着いて戻ってくるまで、全ルートが異世界感半端なかったです
おとぎ話の国に入り込んだような
風景が空と道と岩と緑、とシンプルなのが、RPGぽいなあと感じる理由でしょうか
冒険してるみたいで、楽しかったです
上に行くに従って風がすごくて、つかめそうな近くを雲が走り去る、というわくわく感
また行きたいなあ。。次回は火口一周!(ほんとか)
注意点をまとめました
- 所要時間 山頂口展望台から歩いて、往復1時間40分くらいでした。(火口で見学する時間も含めて)観光時間として2時間くらい、の計画でよいと思います
- おまけ 山頂口展望台にある、御神火茶屋が有名なので、時間をプラスできればそちらに立ち寄っても(14時に閉まってしまうので、わたしは今回は無理でした)
- トイレ 車で最初に着く山頂口展望台ですませます。そのあとはないです
- 服装 風が強く吹くので、帽子類は飛ばされない様にする工夫が必要です。わたしはカバンに入れちゃいました。5月の暑い日でしたが、火口付近は風が強いため、少し寒いので長袖でちょうど良かったです。道はコンクリート舗装されていますが、坂道が急な箇所がいくつもあるので、靴は歩きやすいスニーカーがいいです。テバのサンダルにしようかと思っていたのですが、止めておいて良かったと思います
- 雑感 コンクリートで舗装された遊歩道ですが、けっこう(個人的には)キツめだったので、軽く覚悟をしておくとよいと思います(笑)
山頂口展望台は、御神火茶屋が有名↓