たのしくも悩ましき、春の夢

タカラヅカ、観劇前ランチ、ひとり暮らし

「新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング」を読んだ。感想

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ブロガー推奨の文章が上達するとウワサの本

いろいろなブロガーさんが、ブログを書くのに役に立った本として、こちらを挙げているので、しぶしぶ読んでみました

帯の

文章を「書きながら」考えていませんか?

でドッキリする。書きながら考えるというか、そもそも私は考えるために書いていることが目的の一つになっているからです

書き残そうとすれば、自然と考えをまとめることになりスッキリしますし、頭の中身をつたないけれど言葉に置き換える作業は楽しいです

ただ時間がかかりすぎるのが悩みでした

この本はブログを書く時間を少しだけ短縮してくれて、何がいけないのかも教えてくれました

ただし役に立った部分もあるけど、自分には向いてなさすぎて実行できない部分も

 

書く前に構造シートを作る

いきなり書き出しては迷子になるので

「何を」、「どこから」、「どのくらい」書くかということを最初に決めることが重要です

 うっすら自覚していたけれど、やっぱりそうか、面倒な作業が最初かと思いました。でも分かりやすく解説してあるので、何とか取り組めそう

 

「何を」書くか。

まずは書きたい話題を箇条書きにすることが大事なんだそうです

事実ベースの文章を書く場合は、手持ちの事実をどんどん書き出していきましょう。もし手紙やレビューのような主観を述べる文章なら、何を思いかんじたのか、箇条書きで書きつけます。

これはわりとすんなり実行できました。思いついたことを片っ端から紙に書けばよいので簡単です。ただ早く書くのと慣れていないので、字が汚くてあとから読めない時があります

思考にタイピングならついていけますが、文字だと追いつかなくて困りました

書くことをいくつか決めたらその中から、主題=テーマ、つまり一番言いたいことを決めます

 

「どこから」書くか。

どこから書くかによって、読み味が変わるそうです。感覚的には分かるけれど、じゃあどう変えれば読み味がどう変わるか、具体的にまだ良く分かりません

でもブログを書くのに役たちそうなことが一つ

私が8割がたの記事に適用しているのが「サビ頭」です。本来はJ-POPの用語で、冒頭にサビ(もっとも盛り上がる部分)を持ってくる作曲法のことを指します。

 これを文章に適用すると「大事な話題から言う」と言い直せるでしょう。結論や論点を最初にズバリと提示し、確信から切り込む。 

これを読んで、面白いなと感じるブログのほとんどが「サビ頭」を採用しているのだな!と嬉しい発見でした

でも実際自分がやろうとすると難しいです

何が言いたいのかも、わたしは書きながら考えているのだなあと改めて気がつきました。書いてみて初めて、ああこれが言いたかったんだと分かることが多く「サビ頭」をマスターするには時間がかかりそうです

 

「どれだけ」書くか

もっともアピールしたい話題をくわしく、重みを持たせて書くのですが、これも最初に配分を決めるというのが、なかなかできません

いざ書くと決めた配分が守れないので、意識しての調節はまだまだ難しそうです

 

構造シートは手書き推奨なのが、一番やっかい

さてこのあと「何を」、「どこから」、「どのくらい」を構造シートを呼ばれるに書くのですが、このシートはこれから書く文章の設計図です

これがまた難しい。さっきから難しいしか感想が出てこないのですが、これもやってみたけれど本当に難儀

例えば「どこから」を考えて、話題の順番を変えた場合、全部最初から手書きで書き直すことを推奨されています。さきほども言いましたが、わたしは早く書こうとすると字が汚いのです。それで嫌になって書き直すのは早々に諦めてしましました

せっかく良いノウハウが載っているのに、実行できなければ意味がない、の典型ですねこれでは

断捨離の本も読んで満足、となりがちな自分らしいですが、この方法は性格を選ぶ気がします

わたしは裁縫なども好きだと思っていたことがあるのですが(錯覚だった)、好きなのは縫っている時間だけで、その前の型紙から完成図をイメージして設計して測るというのが、とことんダメでした

もしかしたら、計画好きな方にはこの本の提唱する、構造シートは向いているかもしれません

 

文章の完成度はなかなか上がらない

事実とロジックさえしっかりしていれば、それだけで70点くらいの文章にはなるものです。そこから先は言葉に磨きをかけていく作業ですが、こればかりはひとつひとつ推敲を積み重ね、着実に完成度を挙げていくしかありません。

これも目からウロコの知らない事実でした

成長曲線みたいなものかもしれません。始めのうちはメキメキ上達するけれど、ある一定まで伸びるとそのあとは伸び代が限られてくる、みたいな

この本のp.49までは本当に「文章の書き方」の解説ですが、残りのp.205までは「文章のブラッシュアップの仕方」になっています

実に4分の3が、細かい語尾の使い方や、繰り返しをさけましょう、といったことに割かれています

どれもこれも役に立ちそうなのですが、わたしの国語力だと長すぎて全部実行すると片っ端から書き直さなければならず無理!でしたので、とりあえず語尾の重複を避けることだけ気にしようと思いました

後のことは後で考えよう。とにかく気にするべき項目が多すぎます

 

わたしに実行できた箇所をまとめると

  • 書きたい話題を紙に手書きで箇条書き
  • 語尾の重複をさける

以上!

 

カメの歩みですが、何もしないよりはマシと信じて、これからも頑張っていきたいと思います

おしまい

 

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