たのしくも悩ましき、春の夢

もうすぐ不惑のひとの、惑わないブログ

実話を元にした映画「モリーズ・ゲーム」を観て来たよ。感想!

 

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東京宝塚劇場の地下は、TOHOシネマ日比谷のスクリーン12・13

 

ーネタバレしてますー

 

強くて格好いい女性が主人公の映画が好きなひとは、是非!

実話を元にした映画で女性が主人公だと、逆境を乗り越えてくタフな女性が多い気がします。この映画も期待にたがわずそんな感じで、最高でした

 

 

ざっとあらすじ

モリーのゲーム。ゲームはポーカーのことです。

彼女はかつてオリンピックを視界に入れることのできるモーグルのアスリートだった(大会も〝ゲーム〟だ)

今や彼女にとってのゲームはギャンブル。アスリートというとクリーンなイメージがあるし、しかもモリーは頭脳も明晰でプリンストン(だったかハーバードだったか?)のロースクールに行って法律事務所を開設する予定だった

そんな彼女がなぜ真逆の道に、ギャンブルハウスを経営する様になったのか…回想もまじえて、謎が明かされていくのも楽しめました

2000年代のお話で、ごく最近の出来事。モリーも実在の人物で彼女が書いた回顧録を元に映画は作られています

 

登場人物

モリー:ジェシカ・チャスチン 違法カジノの経営者、元モーグルのアスリート

チャーリー・ジャフィー:モリーの弁護士

モリーの父:ケヴィン・コスナー 父

プレイヤーX:プレイヤーのひとり。ハリウッドスター ※モデルが誰かは不明

 

この4人が主要な人物

プレイヤーXが気になるところだけど、明かされていません

 

ジェシカ・チャスチンが容赦なくてカッコいい

何を隠そう、彼女が主演というだけで良く調べもせず観に行くわたしです

なぜなら彼女の十八番になってる強い女性に会えるから

ゼロ・ダーク・サーティ(字幕版)ではテロリストを追い詰めるFBI捜査官、女神の見えざる手(字幕版)では銃社会におけるロビイスト、今回は男を手玉に取るカジノのオーナーです

彼女が得意としている役、というかわたしが彼女の演技が大好きなのは、演じる女性が信念のためなら手段を選ばない、という激しさと強さを持っているから

彼女の演じるキャラクターは、手段において常に正しいとは限らない、だから賛否両論を映画の世界の中で引き起こすんだけど、彼女は最後まで信念を貫くのです。それが観ていて気持ちがいい

勧善懲悪とは違う、勧懲悪?みたいなところがある

これってアメリカ的なんだろうか、正当な目的の為に手段を選ばない的なのは。なので見る側も、大好きになる人ばかりではないと思う

でもモリーには抗えない魅力がある。男社会で女性が大金をゼロから作り上げるんだ、真っ白のままのし上がれるワケないだろう、とも思うし

強い女性に憧れるわたしをカタルシスに上手に導いてくれる(はず)、という信頼があるので、ジェシカ・チャスチンの映画は必ず観に行きます

 

モリーのキャラクター、魅力

モリーは女性らしい体型を強調する様な、胸元を威勢良く開けた服をよく来ているんですけど、見せびらかしたいわけでも誘惑したいわけでもなくて、それが彼女の仕事に有効だからにすぎません

実在のモリーも景気のよさを演出するためにも、同じ服は二度と着ないことを公言していたそうな 

彼女は皮肉っぽさとユーモアがあって、そこがとっても魅力的

例えばゲームに来る客はほとんど全て、ロックスターだの財界人だのってまあ力と金を持ってる男性なんだけど、彼女はよく言い寄られる

愛してる。君は僕にとって夢の女性なんだ

彼女の答え

私は全ての男の夢の女性よ。妻と真逆だから。ギャンブルを止めないし、美女を紹介してお酒を注ぐし、あなたを重要人物だと思わせてあげるでしょ。皆んな私が大好きよ

ばっさり。笑った

彼女の目的は〝勝つこと〟対策を練って、計画して、頂点を目指すこと。ただし、誰と何で競い合うかは問わないー

ものすごく不毛に思えるんだけど、でも観ていて彼女からは焦燥感みたいなのがあまり感じられない。彼女にとってチャレンジして頂点を目指すことはとても自然なことに思える

考えてみれば、勝負事が好きだから、オリンピックを目指せるくらいの選手になれるわけで。安定を好んで正義を追求する公務員になったりするタイプ(映画ではマフィアを追っているらしい検察官)とは土台、人種が違うんだと思った

 

ケビン・コスナーとジェシカ・チャスチン

じゃあなんでよりによってギャンブルなのかという、とりあえずの答えが終盤に、父と娘の対話で出て来る

ケビン・コスナーとジェシカ・チャスチンが親娘ってのがリアリティないなあと最初は思ってたんです。2人とも親娘と思うにはビックネームすぎるし

でも物語の終盤、父と娘は和解という言葉以上のとっても重要な会話をするのですが、2人の演技に感動しました

この映画の1つの見せ場になってます。モリーの心理にせまると同時に、新旧2人の名優の演技にもやられる

女性が父親と和解する話ってあまり観なかったなそういえば、と思った

息子が父親と葛藤する話は初期の「スター・ウォーズ」の昔から、いくらでも観て来た。女性が母親と葛藤する話も、父親&息子ほどでもないけど観て来た。「ブラックスワン」とか「ピアニスト」とか

父親(主人公)視点でまだ小さい娘のために頑張るとかいう話なら結構あるかなあ、という感じ。「新感染」とかすごく良かった

でもエンターテイメント映画で娘(大人)が主人公で、父親と和解する話が観られる体験てそうない。単純に嬉しかった。なんかそれだけでじんわり来た

 

脇だけど魅力的な女性たち

彼女がプレーヤーXと袂を分かって、新しくニューヨークでポーカーゲームを主催しようとした時、チームを組むのが全部女性たちなのが、素敵だった

ポーカーのディーラー、外国のセレブと顔が広い上流階級の娘、etc、みんな女性

この〝チーム〟をもうちょっと掘り下げたところを観たかったな。みんなモリーに忠実な女性たち

 

ジェシカ・チャスティンの声がすき

わたしは好きになった映画や舞台は何度でも観てしまう方なのですが、この映画もすごく好みのど真ん中で、また観に行ってしまいそうです

ジェシカ・チャスティンの姿がカッコよくて素敵すぎるし、わたしは彼女の声が好きなんです。意思の強そうな外見からは似つかわしくないくらい、子供っぽい声。イノセントな感じがするこの声が、彼女が演じるキャラクターがどんなにえげつない事をしても、〝きっと彼女にはそうするだけの正当な理由があるに違いない〟と思わせるのだと思う。そして期待にたがわず、物語の終盤で理由が明かされて、カタルシスを得るというのが、彼女の映画を観る時の鉄板になってます。とても気持ちがいいのです

あと、セリフがとても多くて早口で、字幕でちょっと追いきれないくらいでした。字幕になってないセリフもあったので、やっぱりもう一回観ると思います

 

映画って楽しい !

  

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